こんにちは、猫のお父さんのたかおです。
年末年始がずっと寒い日が続いていたせいか、近ごろはあまり寒さも気にならなくなってきました。
朝はよほどのことがない限り午前4時には目を覚まします。これは仕事ではなくてうちの大食い娘のまる子が寝室の前で、
「ごはんくれー。ごはんくれー」と叫びだすからです。
寝室のドアを開けるとたいていはレン君とまる子が座っています。
休みだろうが地震だろうがコロナであろうが関係なしに、まる子は朝の4時に泣き叫びます。目覚まし時計です。
ありがとうまる子^^
最近は車に乗って近畿内の色んなところへ行くのですが、普段は絶対に思い出さないような場所が遠い記憶に残っているようで、
「あれ・・・ここ確か・・・・」
というように古い記憶を手繰り寄せてみるとその風景のあちらこちらに当時の様々な出来事や思い出が蘇ってきます。
そんなに大した思い出も何もないのだけれども、若かりし頃の日常が鮮明に思い出されたりします。
「もう20年も前かあ」
独りごちて当時を懐かしみます。
いいことも悪いことも色々あったはずです。笑ったり泣いたり怒ったり、すべて昔です。ずいぶん昔。もう二度と蘇らない記憶の中だけの風景。
今も楽しく幸せに暮らしているしなんの不満もない。でも老いを確実に感じますね。
20代の頃、30代の頃には思いもしなかった老いというものを感じてしまいます。
奈良と和歌山の境を通る高野街道を車で走っていると、まだ20代のぼくがロードバイクに乗って一所懸命にペダルを踏みしめて路肩を走っている幻のようなものが見えます。
当時は早朝に起きてよく自転車で遠いとこまで行っていたものです。その若いころのぼくが記憶から飛び出て路肩を走っているのです。
楽しかったのかな、毎日どんな風にすごしていたっけ。仕事はどんなふうにやっていたんやろう。お酒もよく飲んでいたなあ。親父はまだ生きていて一ヶ月に1度は実家に帰ってよく愚痴を聞いてもらってたなあ。
年齢を重ねるという事は、経験や思い出など様々なものが積み重なっていくものです。もう戻らないものばかりです。記憶の中には残っているのだけれども、その風景はもう現在には存在しないもの。
歳をとるとそんな風景が本当に多くなります。そこそこ生きてきたのだから当たり前ですが、淋しくもあります。
後悔などしてはないけれども、若い肉体と向こう見ずの心を持ったあの頃がひどく羨ましい時があります。
今の日々はおそろしい速さで過ぎていきます。この時の速さはなんなのかと思うぐらいに速く感じます。
中年になり初老になりこの時の刻みの速さに抵抗できず人生を終えるのでしょうか。
いいやぼくは嫌です。まだまだ色んな事したい。
本もたくさん読みたいし、勉強もしたい。そして奥さんと旅行もたくさんしたい。
まだまだ野心をもちぼくはこの人生を豊かにしたい。
みゅうちゃんの事を書こうと思っていたが、ずいぶんとおかしな事を日記にしてしまった。
それではまた次回。
by たかお