猫の手術について

猫との暮らし

世の中の様相がかなり一変してきましたね。

コロナによる肺炎や入院も明日は我が身ではないかという事が現実味を帯びてまいりました。

ぶるぶる震えながら職場には行ってます。

「やすんだらええやんけー」

そうは言いますが、個人の判断ではなかなか踏ん切りや決断もつかずなんです。

国がすべての地域を封鎖して食糧補給をしてくれるのがコロナの終息には早いと思いますが、その期待は他力本願過ぎますかね。

ふぅ・・・今日は家族である猫たちへの思いを綴ります。

門脈シャントの手術

結論から言うとうちのみゅうちゃんは多発性門脈体循環シャントの手術はしていません。

出来なかったんです。

世界を探せばもしかするとそれを可能にするドクターが居たのかも知れませんが、ぼくは「困難すぎる手術で成功しても生きているかわからない」そう当時は心酔していたドクターに言われて悩みました。

これだけの事を宣告されてもまだ諦めてはいない。いやちゃうんですよ、自分でその判断が正しいのかどうかをぼくが決定するという事でみゅうちゃんの猫生(人生)を決めてしまうという事に悩んだんです。


乱暴な言い方をすれば、みゅうちゃんと暮らすようになった最初からみゅうちゃんの猫生のすべてはぼくに委ねられたんですね。

生きるのも死んでいくのもぼく次第。

怖いですよね。ほんまに恐ろしかったです。

※まだ門脈シャントの発作が出だして初期の頃

ぼくもかなり門脈シャントという病気のことは学んで詳しくはなりました。

なんでも聞いてくださいというレベルでもあるとは思います。

みゅうちゃんですが、多発性門脈体循環シャントという症例で、かなり難儀なものに分類されます。

あとは、先天性とか肝内シャントとか肝外シャントとか症状もたくさんあるんすけど、どれも難しい手術には間違いありませんね。

成功してもね、予後が悪くなる子が多いのですよ。

「ええ加減なこと言うなよ」

ええそのような事を申される向きもあるでしょうが、ぼくがみゅうの為に必死で学んだ結論から、ぼくの主観です。

当時ね同じような病気を抱える方たちと交流を持ったりネットで調べたり大阪と言わずかなり他府県まで動物病院を訊ねていました。

手術が出来るならしたほうが猫ちゃんの為とか悩むならしたほうが良いという方も圧倒的に多かったですね。


生きてほしい、治ってほしい、苦しまないでほしい、元気にご飯を食べてほしい。

ほしい、ほしい、ほしい。

人間の望みなんですね。

すべての悩みは、みゅうちゃんの希望など一切考慮にない、ぼくの人間としての望みの終着点をどこに置くかの決断なんですね。

小難しく言ってますが、要は「エゴイズム」これだけです。


よく寝てる(笑)

これは少し食べた後にやはり発作が出る前にかなりしんどいようで昏睡したように眠ってしまうのです。

ぼくがみゅうちゃんの手術を諦めたのは、困難な手術をぼくが決めてみゅうを死なせてしまって、みゅうと二度と会えないのがぼくは怖かったからです。

みゅうの為というより、ぼくの為というほうが正解ですね。

愛してますよ。みゅうはほんまにぼくの大事な大事な子。

手術をしないと決めた後は、みゅうがこの先生きていくうえで、

  • 発作を抑えること

  • 毎日食べれる食事を探す

  • 症状が進行した後の処置を考える


その結果、現在のみゅうちゃんが食べてるご飯に行きついたんですけど、ここまでの道のりは長かったし苦悩の日々でした。

Fe line natyural(ふぃーらいんなちゅらる)

このご飯をメインで、あとはレン君やまる子とぶんちゃんらと同じ「Nutro のナチュラルチョイス」を食べてます。

調子ええですよみゅうちゃん。

手術はドクターと飼い主である人が、話をしたり決断したりそして当事者である動物が人間にその生命を委ねるのですが、飼い主である人間の背負うものはほんまに重いですよね。


ぼくは今現在4匹のコドモたちと暮らしてます。

みんな大好きで愛してます。いつも彼らの幸せを願ってます。お腹を満たせてたくさん眠ってたくさん遊べるように。

 可愛い可愛いペットを超えた家族ですもの。大事に大事に愛する心を持ってるなら猫や犬や動物たちは何が起こっても感謝はしても恨みはしないですよ。

ですから、手術に悩む人、決断してそして後悔もした人、あまり苦しまないでくださいね。

子宮摘出の手術

結論から言うとこれはすぐしました。

元々、肝臓の機能が弱いので、また未成熟ということもあり去勢(不妊)の手術は行わなかったんですね。

ですが、だんだんみゅうもご飯をたらふく食べるようになってきて、発作もほぼ出なくてしているうちに、子宮の中に膿が溜まる病気になってしまい(以前のブログに詳しく書いてます)この時は躊躇はあまりしなかったですね。

      以前のブログです。
          

この時は、今のホームドクターにこれは手術しなきゃダメな状態と宣告されて、相談する奥さんも居て、尚且つみゅう自身が体重も増えて逞しくなり、これなら麻酔にも耐えうるだろうという期待があったからなんです。

門脈シャントの時とは背景がまったくちゃいますね。その背景も実は人間の心なんですけどね(笑)

麻酔から覚めんかったら死んじゃうよってのはあったんですけどね。



弱々しかったみゅうが、元気に毎日を他のコドモたちと過ごしてくれてるのがぼくは何より幸せですね。

手術をしなければならない病にどう向き合うかは人間です。

決断や判断は非常に困難で苦悩することと思います。納得なんてないと思います。

ですが、苦悶に満ちて泣いて疲れ果てて、でもそうしないことには人間がその先には進めないと思います。

誰も決断は出来ない。答えは人間である飼い主が出すしかないんですよねえ。

動物や生き物を愛するすべての人にお祈りいたします。

願いはコドモたちが元気でいてくれるそれだけですもん。

「れんくん!洗濯物いれてないよ!!」

「ぶんこ!!!ぼやっとしとらんでバイトいってこい」

「まるこも買い物行っといてくれたらええのに」

夫婦で猫たちコドモにはおかしなことばかり言ってます(笑)

みゅうちゃんは・・・

「みゅうは今日は学校でなにしてきたん?」

こんなおかしなことをぼくは毎日話しかけています^^



それではまた次回。

by たかにゃん