みゅうちゃん

猫との暮らし

今日は雨の日曜日。夫婦で午前の遅い時間まで眠って、食事と掃除などを済ませて今は10時50分。

先週に痛めた腰がまだまったく治らず、少々凹んでます。まったく前屈が出来なくて、こんな風に腰が痛くなるのは生れてはじめての経験。

何不自由なく身体を動かせてるときは何も感じないけど、本当に五体満足というのは有難いことだとしみじみ感じます。

しとしとと降る秋雨を聞きながらベッドの横ですやすや眠る奥さんの寝息を耳にしながら、あーもう秋かと初めて秋を感じました。

ずっと夏みたいな気温が続いていて、どうなってるんやと思ってたら、一晩で秋の気配ですね。

もう少しゆっくりとした季節の移ろいを感じたいね。なんだか急かされてるみたいで、色んな事に焦りを感じます。

さて、腰が悪くてあまり良いような健康状態ではないけど、今日はぼくの大好きなみゅうちゃんの話にしようかな。

みゅうちゃんとの出会いとか、身体に持つ障害なんかは、もう以前にいやっちゅうほど紹介してるんで書きませんが、みゅうちゃんはとても健気で辛抱強い逞しい女の子です。


これはぼくの椅子で遊んでるみゅうちゃん。可愛いね。

みゅうちゃん最近はぼくが起きて歯を磨いていると、洗面所までこそっと入ってきて、お風呂の前でころんと寝転びます。

じーっと下からぼくの顔を見つめています。

みゅうちゃんは、ここでお尻をトントンしてもらおうと待っているのです。
「とんとんするのちょっと待ってくれるみゅうちゃん」
じーっと黒い瞳をらんらんとさせて見つめて待っています。

みゅうちゃんがこうして来てくれてるんやから、みゅうちゃんとの過ごす時間を少しでも作りたいから、よほど時間に切羽詰まってなければ、みゅうちゃんの傍に屈んで、とんとんします。

どこまですれば納得というのも無いようなので、5分ぐらいでいつも終了にするのですが、声を出して喜んでるみゅうちゃんを置いてその場を離れるのは、少々胸も痛みます。

うちの奥さんなんかは、出勤する前にブラッシングしたり猫の飛び道具のおもちゃで、みんなと遊んで出掛けるらしいんやけど、それはみんな(猫ね)がおねだりするように待っているからだそうです。

先週、自宅でお昼ご飯を食べていたら、みゅうちゃんがぼくの横に来てじーっと見つめます。
らんらんとした黒い瞳で、ぼくを見つめます。

「どうしたん?みゅう」

「なぁぁ」
と、声を出して返事をします。
「お腹減ったの?」

「んにゃぁぁ」
と、目をそらさず啼きます。
うちの子はみんな人間の言葉が分かるんやけど、みゅうちゃんとぶん子はほぼ会話が出来るぐらいのレベルです。
意思疎通ができるという意味ですよ。←当たり前(笑)

みゅうの大きな瞳。ピンクの鼻、顔の割に大きな立派な耳、いつもきょとんとしたように見える表情。

たくさん食べて、レン君と走り回って、たまにぶんこやまる子とたたき合いをして、そんなみゅうちゃんの姿を見ると、本当に自分が幸せになります。

みゅうちゃんが居てくれて、本当に幸せな気分になれる。

ぶん子とまる子が、奥さんとべったり遊んでいると、少し離れたところからじとーと見つめている。
こっちに来て一緒に遊べばいいのにと思うのだけれど、そこには僕や奥さんが立ちることのできないみゅうちゃんのプライドとか矜持があるのかもなんて思ったりしてる。

「みゅうたんこっちおいで」

奥さんがそう言っても、少し近くには来るけど、ぶん子とまる子との間には入ってはこない。眺めているだけ。

みゅうちゃんは、羨ましいのかな?って思ったこともあるけど、どうもそうではないみたい。みゅうちゃんは、ぼくや奥さんを独占したいときは、きちんと自分から意思表示できるから、きっと姉妹の楽しそうな姿を見つめて、みゅうちゃんは満足な気分になってるのかなて、ぼくは思ってる。

ふだん人間に近寄ってきて甘えたりすり寄ったり媚びたりが一切ないみゅうちゃん。
唯一、お尻とんとんの時間がみゅうにとってぼくとの過ごしたい時間なのかも。

そう思うと、腰が痛くても眠くても忙しくても、
「みゅうたん、とんとんするからねえ」と、ぼくはみゅうに吸い寄せられるようにみゅうちゃんの身体に触れているのです。

普段は抱っこしようとすると、逃げる。声をかけると逃げ出す。すごくつんでれなんやけど、唯一のみゅうからのお誘いはぼくにとっても素敵なお誘いなのです。

今はお尻をこちらに向けて何か思案してるようです(笑)

少し冷えるね。昨日まで半袖やったのにね、今日は夫婦で長袖シャツです。

それでは今日はこんなとこでさよなら。

by たかお